光回線の営業電話がかかってきて、契約を悩んでる…。でも、この業者と契約して大丈夫かなぁ?
すぐに契約するのはやめた方がええのぅ…。
「通信費が、今より◯万円も安くなりますよ!」といわれて、何も考えずに光回線を契約するのは絶対にやめてください!中には詐欺まがいの業者もいるからです。
この記事では、過去に悪質な営業手法で行政指導を受けたことのある「光回線・光コラボ・ISP業者」を一覧表で紹介します。光サービス契約時の参考にしてください。
悪質な営業で行政指導を受けた「光回線・光コラボ・ISP業者」一覧表
早速、過去に総務省から行政指導を受けた「光回線・光コラボ業者」をみていきましょう。
サービス名 | 概要 |
---|---|
MOTTO光 (もっとサポート株式会社) | 自社の光卸サービスの相談窓口を消費生活センターのように騙る不実の記載があったチラシを300件程度の利用者に対して配布 引用:総務省 報道資料 |
エナジー光 (株式会社ラインセレクト) | 自らを利用者が契約中の大手の電気通信事業者又はその販売代理店であるかのように名乗る等の行為 引用:総務省 報道資料 |
イースネット (株式会社イースプラント) | 自らを利用者が契約中の大手の電気通信事業者又はその販売代理店であるかのように名乗る等の行為 引用:総務省 報道資料 |
スタートネット (株式会社クライアンフ) | 自らを大手の電気通信事業者又はその販売代理店であるかのように名乗る等の行為 引用:総務省 報道資料 |
あくび光 (あくびコミュニケーションズ株式会社) | 利用者に何らの説明や通知等必要な情報提供を行っていなかったにもかかわらず、1,336件の利用者に対してまとめ割を適用し、これらの利用者から本来徴収すべきであった金額に比して合計77,520,000円を過大に徴収した 引用:総務省 報道資料 |
ニューネット (株式会社Never Stage) | 自らを大手の電気通信事業者又はその販売代理店であるかのように名乗る等の行為 引用:総務省 報道資料 |
プラチナ光 (株式会社テレ・マーカー) | 自らを大手の電気通信事業者又はその販売代理店であるかのように名乗る等の行為 引用:総務省 報道資料 |
光ギガ (株式会社Hi-Bit) | 利用者が申し込んだ認識がないのに契約先が変更されるなどの不適切勧誘 引用:総務省 報道資料 |
U-NEXT光 (株式会社U-NEXT) | 利用者に十分な説明を行わない、又は利用者の誤認を招く説明を行うことにより、利用者において転用の申込みを行った認識がない、又は不十分であるにもかかわらず、転用の手続が進められた事案 引用:総務省 報道資料 |
コネクト光 (株式会社PRESIDE) | NTT東西又はそれらの代理店であるかのように思わせ、これにより消費者がこれらの者からの勧誘であると誤認した状態で勧誘が行われていた 引用:総務省 報道資料 |
Ene光 (株式会社イーエムアイ) | 氏名等の明示義務に違反する行為等 引用:消費者庁 特定商取引法に基づく行政処分について |
クイック光 (株式会社DEX) | 株式会社DEXの元役員が同社の業務委託先に不法侵入の上、顧客システムにアクセスし、顧客情報を入手したことにより、83,762件の個人情報の漏えいが発生した 引用:総務省 報道資料 |
ビッグローブ光 (ビッグローブ株式会社) | オプションサービスとして提供している「ビッグローブ光電話」の料金請求において、「1ギガ対応無線LANルータ」をレンタルした利用者には不要な「ひかり電話対応機器」の使用料を当該利用者に誤請求していたこと 引用:総務省 報道資料 |
TSUTAYA光 (株式会社TSUTAYA) | 利用者自らの適切なサービス選択に関し、利用者に誤認を与え、利用者の利益の保護に支障を生じるおそれがある 引用:総務省 報道資料 |
上記は、少なくとも1度は行政指導を受けたサービスです。
指摘点として特に多いのが、「自らを大手の電気通信事業者又はその販売代理店であるかのように名乗る等の行為」です。「NTTの者です」と言われたら、なんとなく信用してしまいそうですよね・・・。
行政指導を受けたということは、多くの人から苦情があったということじゃ・・・。
注意!会社名やサービス名を変えて営業している場合もある
ちなみに、行政指導を受けた会社が、会社名やサービス名を変えて営業することがよくあります。名前を変えることで、悪名がある程度リセットされるからです。
つまり、営業電話をかけてくる会社をすぐに信用して契約するのはおすすめせんぞ。相手が嘘をついていてもわからんからのぅ。
次の章では、悪質な営業電話の対処法をくわしく紹介していきます。
悪質な光回線・光コラボ業者からの電話にはどう対応すべき?
悪質な光サービス業者からの営業に困っている人は、ほんとに大勢います。
営業電話がかかってきた場合、どのような対応を取るのがいいのでしょうか?総務省では、契約しないためのポイントとして以下の5つをあげています。
(1)すぐに契約をしない。
(2)あいまいな返事をしない。不要な勧誘はきっぱりと断る。
(3)会社名などの相手の情報を確認する。
(4)勧誘員の言うままにパソコンを操作しない。
(5)家族や公的機関などに相談する。
総務省 光回線サービスの電話勧誘に関する注意啓発について
特に重要なのは、その場で契約をしないということです。
「絶対に安くなりますよ!」「今契約しないと損しますよ!」のようなことを言ってくることもありますが、すぐに契約していいことはまったくありません。
なんだか魅力そうだなぁと思っても、一度「サービス名 評判」とGoogleで調べてみてください。今の時代、なんらかの情報が出てきます。そこで少しでも怪しいと思った場合は、契約しないほうが無難です。
そもそも、身元を明かさない電話はガチャ切りでOKじゃ。
自分は大丈夫だけど、家族や親戚が悪質な業者に騙されたら?
自分は大丈夫なんだけど、一人暮らしのおじいちゃんやおばあちゃんが騙されないか心配・・・という人も多いですよね。正直に言って、完全に防ぐ方法はありません。
普段から、気をつけるように話し合うしかないでしょう。そして、もし言われるがままに契約してしまった場合は、以下の方法を取ってください。
- 初期契約解除制度を利用する
- 消費者ホットラインに相談する
初期契約解除制度を利用する
知らない間に家族が光回線を契約してしまっていた・・・。そんな時は、「初期契約解除制度」を利用して解約しましょう。初期契約解除制度はクーリングオフ制度に似た制度で、契約書が届いてから8日以内に契約解除を求める書面を事業者に送付すれば、強制的に解約にできるというもの。解約金はかかりません。
消費者ホットラインに相談する
もし、初期契約解除制度も使えないという場合は、消費者ホットラインを利用してください(電話番号:188)。188にかけると最寄りの消費生活相談窓口に案内されます。
そこで、顛末を話しましょう。お金がかからずに解約できる可能性があります。
多くの人が声を上げることで、悪質な業者は減っていくからのぅ。泣き寝入りはしないことじゃ!
まとめ
今回は、悪質な営業で行政指導を受けた「光回線・光コラボ・ISP業者」を一覧表でまとめました。
電話営業でいくら魅力的な提案をされても、契約することはおすすめしません。情報が不透明で、ほんとにお得になるかどうか判断できないからです。
現在使っているネット回線が高くて困っている人は、いろいろなサービスをしっかりと比較した上で契約しましょう。